垢すり(あかすり)とは
垢(古い角質)をあかすり布のミトンやタオルでこすり落とすことで肌を滑らかで美しく保つ美容法です。世界では様々な種類の垢すりがありますが、日本では韓国式あかすりが最も一般的です。韓国の垢すりには長い歴史があり、日本でも昔から人気のエステ法です。
あかすりの効果
古い角質や皮脂汚れを取り除くことにより、肌の新陳代謝を促し、本来肌の持つターンオーバーのサイクルを活性化させます。また体臭の発生原因となりうる皮膚の細菌の増殖を、角質を取り除くことで抑えることも期待できます。
あかすりの方法
おうちのお風呂であかすりを行う場合、まずは15分から20分程度、38°Cから40°Cくらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかり、全身をあたため皮膚を柔らかい状態にします。垢がでにくくなってしまうので、あかすりの前は、石鹸やボディソープは使わず、汗や汚れを洗い流すだけにしておきましょう。
軽く水分を拭き取ったあと、濡らしたあかすり布で足から心臓に向かって肌をやさしくこすります。痛みを感じない程度に強さを自分で調整しながら行います。こするとポロポロと垢が出てきます。あかすり布に付着した垢は、その都度洗い流します。
軽く水分を拭き取ったあと、濡らしたあかすり布で足から心臓に向かって肌をやさしくこすります。痛みを感じない程度に強さを自分で調整しながら行います。こするとポロポロと垢が出てきます。あかすり布に付着した垢は、その都度洗い流します。
肌の健康的な新陳代謝のサイクルを保つために、1〜2週に1回程度で行うのが最も効果的です。自分で肌の状態を見ながら調整します。あかすりを行ったあとは通常時に比べて肌が敏感な状態ですので、ボディローションや保湿クリームで肌を整え、ケアしてください。
タイプ別の特徴
本場韓国では、あかすり布の材質は天然パルプに含まれる天然セルロースを使用したレーヨンが最も一般的です。お肌にやさしくおすすめです。自宅であかすりを行う場合には、体の部分によって使いやすいタイプを合わせて使用するのがベストです。
袋タイプ
最も一般的なあかすり布です。薄い袋なので、力の調整がしやすく身体の細かい部分まで丁寧にこすれます。
ミトンタイプ
袋タイプよりも厚みがありしっかりとしたこすり心地です。親指付きなので、腕や足などを握るような感覚でしっかりこすれます。
タオルタイプ
長さがあるので背中や足の先など、身体の届きにくいところまでしっかりこすれます。
ハンドル付タイプ
ハンドルがくの字に曲がっているので、洗いにくい背中のくぼみにもフィットしてラクに届きます。
スポンジ型タイプ
風船のように空気を入れて膨らませて使うタイプのあかすりです。スポンジのように握りやすいので、力を入れずに肌をラクにこすれます。
あかすり時の注意
こすりすぎは肌を傷めます。肌に異常がある時や、子どもや肌の弱い方、アレルギー体質の方の使用は控えてください。